中盤までのソフト路線はどこへやら。やっと〈普通の〉〈王道の〉〈よくある感じの〉ラブコメ展開に発展。橋本環奈の役者としての真価が問われる「色々な意味でここからが本番」。
ラブコメ感やっと
訳あり工作員ながら綾華への恋心たっぷりな神山(坂東龍汰)、裏で糸引く静(松嶋菜々子)の陰謀、そして神山に未練あるかもしれないのに王様東郷(山田涼介)のことが本気で好きになっちゃった綾華(橋本環奈)。
さあここからが本番。環奈も主役としての真価が問われる展開だ。
段階を経て本物の夫婦になりかけている綾華と東郷。初めての夜の営みをいざ始めるぞという時になってドギマギする環奈綾華。
「ゆっとくけど、私、そんなに経験ないから。」
おーい悪女設定どうした?。環奈バージョン綾華のぎこちない事前シーン。
そんな大事な夫婦の営みも冗談みたいに邪魔が入ってお預け。その前のおかえりキスも邪魔が入ってお預けだから何この二段焦らしのテンポ良い流れは。
それで東郷とは未遂のまま、綾華の同窓会が舞台になる意地悪な展開。
元同級生・神山くんも参加するわけでフラグ立ちまくり。
泥酔して寝てしまった綾華が翌朝目覚めたら、そこはホテルの部屋で一緒にいたのは神山だった。
うん、こーゆーのないとね。ラブコメはこうでないといけない。あまりにも読める展開だけどさ。
すげー反省する綾華。神山の接近には裏がある?。静の謀略の真の意味は。
第7話にして初めてドキドキ
やっとドラマが動いてきた。間男・神山の背景には恋愛以外の事情が見え隠れするので正面から「ラブ」を描けないものかとは思うもののややこしいすれ違いこそドラマだよね。第7話にして初めてドキドキ感があった。遅いよ。
ラブシーン二段焦らしのテンポの良いコメディ感と実質初夜の前に元同級生とやっちゃった?!という対比的すれ違いでやっと本格感が出てきて最初からこの感じでやれよといいたい。今までが平和すぎたよ。
環奈はほぼ初の修羅場なのに迫真の演技。究極の展開でしっかり魅せてきた。
修羅場突入したまま、第8話へ。
【ここまで3.0】クライマックス次第で全体評価変わるかも
作品データ・視聴情報
王様に捧ぐ薬指 | |
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種別 | 連続テレビドラマ(TBS系) |
製作国・放送年 | 日本 2023年 (2023年4月18日 - 6月) |
出演 | 橋本環奈/山田涼介/坂東龍汰/長尾謙杜(なにわ男子)/森永悠希/小林きな子/若月佑美/塚地武雄/利重剛/りょう/松嶋菜々子 |
演出 | 坪井敏雄/泉正英 /宮崎萌加 |